クリティカルパスとは?ITパスポートの過去問解説でわかりやすく!

勉強お疲れ様です!ITパスポート合格を目指して学習を進める中で、「クリティカルパス」という言葉に出会い、「なんだか計算が必要そうで難しそう…」と感じていませんか?

確かにクリティカルパスは図を読み解く計算問題として出題されるため、敬遠しがちなテーマです。しかし実は、一度コツを掴んでしまえばパターンが決まっており、確実に得点できるボーナス問題になります。私が受験した際もここは落とさないポイントとして重点的に対策しました。

そこで今回は、クリティカルパスの基本的な意味から、図の読み方、計算の手順、そしてITパスポート試験で実際に出題される過去問までをわかりやすく解説します。この記事を読めば、「意外とシンプルだった!」と自信が持てるようになりますよ。一緒に頑張りましょう!

目次

クリティカルパスとは?わかりやすく簡単に解説

クリティカルパスとは、プロジェクトの全工程の中で、開始から終了までに最も時間がかかる経路(ルート)のことです。

クリティカルは「重大な」、パスは「経路」「道筋」を意味します。つまり、プロジェクトの命運を握る最重要ルートということです。

なぜ「最も長い経路」が重要なのか?

プロジェクトでは、複数の作業を同時並行で進めることがよくあります。しかし、プロジェクト全体が完了するには、すべての作業が終わらなければなりません。

つまり、一番時間がかかるルートが終わらない限り、プロジェクト全体は完了しないのです。だからこそ、その最長ルートであるクリティカルパスを特定し、遅延が起こらないよう重点的に管理することが、プロジェクトマネジメントの鍵となります。

日常生活に例えるクリティカルパス

抽象的な説明だけではイメージしにくいので、身近な例で考えてみましょう。

例:朝の準備をクリティカルパスで考える

朝起きてから家を出るまでの準備を考えてみます。

  • ルートA: 洗顔(5分)→ 着替え(10分)→ 朝食(15分) 合計 30分
  • ルートB: 洗濯機を回す(40分)→ 干す(10分) 合計 50分
  • ルートC: スマホでニュースチェック(10分) 合計 10分

洗顔・着替え・朝食と、洗濯は同時に進められますが、家を出るには全部が終わっている必要があります。この場合、一番時間がかかるのはルートBの50分です。

つまり、ルートBがクリティカルパスであり、この朝の準備にかかる最短時間は50分です。洗濯をサボらない限り、朝食をどれだけ急いでも、全体の所要時間は50分より短くなりません。

アローダイアグラムの読み方

ITパスポート試験では、クリティカルパスはアローダイアグラムと呼ばれる図とセットで出題されます。この図の読み方をマスターすることが得点のカギです。

アローダイアグラムの基本ルール

アローダイアグラムでは、以下の記号を使います。

記号意味
○(丸)結合点(ノード)。作業の開始点や終了点を表す
→(矢印)作業(アクティビティ)。矢印の上に作業名、下に所要日数を書く
– – →(点線矢印)ダミー作業。所要時間はゼロ。作業の順序関係だけを示す

クリティカルパスの求め方(3ステップ)

ステップ1:すべての経路(ルート)を洗い出す

アローダイアグラムのスタート地点からゴール地点まで、矢印をたどれるすべてのルートを書き出します。

ステップ2:それぞれの経路の所要日数を合計する

各ルートの矢印に書いてある日数を全部足し算します。

ステップ3:合計日数が最も大きい経路がクリティカルパス

一番合計が大きいルートが、プロジェクト全体の所要日数を決めるクリティカルパスです。

具体例で計算してみよう

例として、以下のような簡単なプロジェクトを考えます。

作業A(3日)、作業B(5日)、作業C(2日)、作業D(4日)、作業E(3日)があり、

  • ルート①:A → C → E = 3 + 2 + 3 = 8日
  • ルート②:A → D = 3 + 4 = 7日
  • ルート③:B → E = 5 + 3 = 8日

ルート①とルート③が同じ8日で最も長いため、クリティカルパスは8日となります。クリティカルパスが複数ある場合もあるということも覚えておきましょう。

ITパスポート試験ではこう出る!出題傾向と過去問

ITパスポートでは、クリティカルパスはマネジメント系で出題されます。主に以下のパターンで問われます。

パターン①:最短所要日数を求める問題

【問題】
図のアローダイアグラムにおいて、プロジェクト全体の最短所要日数は何日か。(過去問改変)

この場合は上記の3ステップの手順で、すべての経路を洗い出し → 合計を計算 → 最も長い日数を答えます。

パターン②:遅延の影響を問う問題

【問題】
図のアローダイアグラムにおいて、作業全体の遅れを発生させることなく作業開始を遅らせることができる日数が最も大きい作業はどれか。(令和6年 ITパスポート 問41 を改変)

ア:A
イ:B
ウ:C
エ:D

【解説】
この問題では「余裕日数」を求めます。余裕日数とは、その作業が遅れてもプロジェクト全体に影響しない猶予時間のことです。

クリティカルパス上にある作業の余裕日数はゼロです。逆に、クリティカルパス上にない作業には余裕があります。余裕日数が最も大きい作業を求めるには、各経路の所要日数とクリティカルパスの所要日数の差を計算します。

試験攻略のコツ

  • アローダイアグラム問題を見たら、まずすべてのルートを書き出す
  • 最も合計日数が大きいルート = クリティカルパス = プロジェクトの最短所要日数
  • 点線矢印(ダミー作業)の所要時間は0日であることを忘れない
  • 「余裕日数」はクリティカルパスの日数からそのルートの日数を引いたもの

まとめ

今回はITパスポート試験で出題される「クリティカルパス」について解説しました。ポイントをおさらいしましょう!

  • クリティカルパスとは、プロジェクトの開始から終了までの最も長い経路のこと
  • クリティカルパスの所要日数 = プロジェクト全体の最短完了日数
  • クリティカルパス上の作業が遅れると、プロジェクト全体が遅れる
  • アローダイアグラムを使い、すべてのルートを洗い出して合計日数を比較する
  • ダミー作業(点線矢印)の所要日数は0日
  • クリティカルパス上にない作業には余裕日数がある

計算問題と聞くと苦手意識を持つ方も多いですが、手順さえ覚えてしまえばシンプルな足し算と比較だけです。過去問を2〜3問解くとコツが掴めますので、ぜひ練習してみてください。ITパスポート合格に向けて、この調子で頑張りましょう!応援しています!

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