アローダイアグラムは、プロジェクトの作業と順序関係を矢線で表し、全体の所要日数や重要な作業経路を把握する図です。前の作業が終わらないと次へ進めない関係を可視化し、遅延が全体に影響する作業を見つけます。
アローダイアグラムの定義と仕組み
作業ごとの日数と先行作業を整理して矢線を描きます。開始から終了までに最も長くかかる経路がクリティカルパスです。その経路上の作業は余裕日数がゼロであり、遅れるとプロジェクト全体の完了も遅れます。
似た用語との違い
| 用語 | 役割 | 主な対象 |
|---|---|---|
| アローダイアグラム | 作業の順序と所要日数を矢線で表す | 日程・依存関係 |
| ガントチャート | 時間軸上に作業期間を棒で表す | 進捗の見える化 |
| WBS | 作業を階層的に分解する | 作業範囲の洗い出し |
「最長経路」「余裕日数」「先行作業」が問われたらアローダイアグラムとクリティカルパスです。作業を分解する図ならWBS、横棒で進捗を示す図ならガントチャートと区別します。
仕事での具体例
Webサイト公開で、原稿作成3日、デザイン2日、実装4日、確認1日が順に必要なら、担当者はこの経路を管理します。デザインが1日遅れれば後続の実装と確認もずれ、公開日へ影響します。
日常生活での具体例
引っ越しで、退去日までに荷造り、電気・ガスの手続き、搬出、鍵の返却を行う順序を考える場面に使えます。搬出前に荷造りが終わらないと進めないため、余裕のない作業を先に予定します。
ITパスポートでの見分け方
「最長経路」「余裕日数」「先行作業」が問われたらアローダイアグラムとクリティカルパスです。作業を分解する図ならWBS、横棒で進捗を示す図ならガントチャートと区別します。 問題文では、目的、対象、作業の段階を順に確認します。用語の日本語訳だけで判断せず、誰が何を管理し、どの結果を得たいのかを短く言い換えると、選択肢の違いを整理できます。
理解を確かめるポイント
アローダイアグラムを作る前に、作業を十分に小さく分け、先に終えるべき作業を確認します。独立して並行できる作業まで一列に並べると、実際より長い日程になります。反対に依存関係を見落とすと、担当者の予定が重なって計画どおりに進みません。
確認問題
- 問題1:最も長い所要日数となる経路は何ですか。
答え:クリティカルパス - 問題2:クリティカルパス上の作業が遅れるとどうなりますか。
答え:全体の完了が遅れる - 問題3:作業を階層的に分解する手法は何ですか。
答え:WBS
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