【ITパスポート】RFP(提案依頼書)とは?RFIとの違いを図解でわかりやすく解説

ITパスポートの勉強をしていると、アルファベット3文字の略語がたくさん出てきますよね。その中でも特によく出題されるのが「RFP」と「RFI」です。

「RFPって何の略?」
「RFIと1文字しか違わないけど、どう違うの?」

そんな風に混乱していませんか?

RFPは「提案依頼書」と呼ばれる、システム開発を外部の会社にお願いするときに必須となる超重要書類です。

この記事では、IT用語に馴染みのない学生の方でもスッと理解できるように、日常生活の「家づくり」に例えながらシンプルに解説します。

この記事を最後まで読めば、RFPの役割からメリット、そして引っかけ問題としてよく出るRFIとの違いまで、バッチリ頭に入りますよ!一緒に頑張りましょう!

目次

RFP(提案依頼書)とは?(初心者向け解説)

RFPとは、「Request For Proposal(リクエスト・フォー・プロポーザル)」の略で、日本語では「提案依頼書」と訳されます。

企業が「こんなシステムを作りたいので、あなたの会社でどう実現できるか、いくらかかるか提案してください」と、複数のIT企業(ベンダー)にお願いするための書類です。

RFPには、システムの目的、必要な機能、予算、いつまでに作ってほしいか(スケジュール)などが詳しく書かれています。

日常生活で例えると?RFPの具体例

ITシステムだとイメージしにくいので、「家を注文して建てる」プロセスで考えてみましょう!

あなたが理想の家を建てたいとき、いきなり大工さんに「いい感じの家を作って!」とは言いませんよね?
複数のハウスメーカーに、「予算は5000万円で、3階建てで、アイランドキッチンがある家を作りたいです。どんな家が作れるか、見積書と一緒に提案してください」とお願いするはずです。

この「家づくりの要望や条件をまとめた資料」こそが、ITの世界での「RFP(提案依頼書)」にあたります。

複数の会社に同じRFPを渡して提案を作ってもらうことで、「A社はデザインが良いな」「B社は安いな」と比べる(相見積もりをとる)ことができるのです。

RFPを作成する2つの大きなメリット

システム開発において、口頭で「こんなシステム作って!」と頼むのではなく、わざわざRFPという「書類」を作るのには重要な理由があります。

  1. 提案を公平に比較できる
  • 全く同じ条件(RFP)を複数の会社に提示するため、「どの会社の提案が一番優れているか」「費用対効果が高いか」を同じ土俵でフラットに比較・評価することができます。
  1. 「言った・言わない」のトラブルを防ぐ
  • 欲しい機能や条件をすべて文書に残して伝えるため、開発が始まってから「あの機能がついているって言いましたよね!?」「いや、聞いてませんよ!」という悲惨なトラブルを未然に防ぐことができます。

【ITパスポートの超頻出】RFIとの違いとは?

ITパスポート試験で、RFPと必ずセットで狙われるのが「RFIRequest For Information):情報提供依頼書」です。

名前がそっくりですが、出すタイミング目的が全く違います!ここが試験の大きな得点源になります。

RFI(情報提供依頼書)とは、情報集めの段階の書類

RFIは、システム開発の超初期段階で出される書類です。「まだ具体的にシステムを頼むかは決めてないけど、あなたの会社ではどんな技術があるの?実績を教えて?」と、広く情報を集める(情報収集)ためのものです。

家づくりで例えるなら、「まずは色々なハウスメーカーのカタログ(パンフレット)を取り寄せて、どんな家が作れる会社があるのか情報を集める段階」がRFIです。

流れをセットで覚えよう! RFI → RFP

実際の現場では、以下の順番で進みます。この流れを覚えるのが試験対策の鍵です。

  1. RFI(情報提供依頼書)を出して、広く情報を集める。カタログを取り寄せるイメージ。
  2. 集まった情報をもとに、「この数社にお願いできそうだ」と候補のベンダーを絞り込む。
  3. 絞り込んだ会社に対して、RFP(提案依頼書)を出し、具体的なシステム提案と見積もりをもらう。

ITパスポートの過去問に挑戦!

それでは、実際にITパスポート試験でどのように出題されるか確認してみましょう。

【問題】(ITパスポート 平成28年秋期 問40 より改変)
システム調達において、発注元の企業がシステム開発を行うITベンダーに対して、具体的なシステム提案と費用の見積もりを依頼する文書として、最も適切なものはどれか。

ア. NDA
イ. RFI
ウ. RFP
エ. SLA

【解説】
正解は ウの「RFP」 です!
「具体的なシステム提案と費用見積もりを依頼する文書」とくれば、RFP(Request For Proposal=提案依頼書)ですね。

ちなみに、他の選択肢は以下の意味を持ちます。これもよく出るので余裕があればチェックしておきましょう。

  • ア:NDA(秘密保持契約)企業間の秘密を守る契約。
  • イ:RFI(情報提供依頼書)提案のに情報の提供を依頼する文書。
  • エ:SLA(サービスレベル合意書)サービスの品質水準に関する約束。

まとめ:RFIで情報を集め、RFPで提案をもらう!

それでは、今回解説した重要ポイントのおさらいです。

  • RFP(提案依頼書):具体的な「提案」と「見積もり」を依頼する書類。家づくりで条件を伝えて設計図と見積もりをもらうイメージ。
  • RFI(情報提供依頼書):RFPの前段階で、会社の実績や技術などの「情報」を広く集める書類。パンフレットを取り寄せるイメージ。
  • 順番:RFI(情報収集)で候補を絞り、RFP(提案依頼)で具体的な発注先を決める。

横文字や略語は「何の略か」を意識しつつ、日常生活の例に置き換えることで、丸暗記しなくてもスッと解けるようになります!
RFPとRFIの違いは本当によく出るので、この記事の内容をぜひ試験に活かしてくださいね。応援しています!

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